「明治伊万里」復刻プロジェクト 明治伊万里とはー明治伊万里プロジェクトの今後の抱負

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明治伊万里プロジェクトの今後の抱負

さらなる進化を遂げた「平成伊万里」の確立を目指して

about09.jpg制作中の作品:染付霊獣文クーラー 江戸末期から明治30年ごろにかけて、さまざまな陶工たちが七転八倒しながら生み出してきた「明治伊万里」。そのほとんどが海外に渡り、すべてを見ることができないなかで、限られたお手本から先人たちの技術を学び、復刻を続けています。しかし、これが最終ゴールとは思っていません。
 そこをもう一つ超えて、さらにその先にある「平成伊万里」を生み出すこと──それができて初めて、やってきたことが意味を成すと思っています。そのためにも、新たな試みにも精力的にチャレンジしています。
new03.jpg酒クーラー その一つが、ワインクーラーならぬ「酒クーラー」の製作です。九州というと焼酎のイメージが強いですが、佐賀県は米どころでもあり、九州のなかでは日本酒も盛んに造られています。近年、アメリカでは日本酒ブームが起こっていて、シャンパン感覚で飲める発泡性の日本酒を造るメーカーも次々に出てきています。そんな時代性も踏まえ、地元の酒造メーカーとのコラボレーションで、「明治伊万里」の酒クーラーをアピールできたらおもしろいのではないかと思い、ニューヨークの紀伊国屋書店での展示会に出品します。

永遠に忘れてはならないものづくりの原点

new01.jpg新作 一方、原点を忘れてはいけない、という想いも強く持っています。
 たとえば、土づくり。陶石を砕くとき、昔は「唐臼(からうす)」という道具を使っていました。一方に水槽、もう一方に杵頭を備えた天秤式の道具で、渓流から引き入れた水の力を使って、非常にゆっくりしたスピードで陶石を砕くのです。
 今のスタンパー(粉砕機)で、水車と同じようなスピードで陶石を砕くことはできないものか、陶土屋さんに相談したところ、スタンパーの部品を変えればできるとのことだったので、さっそくお願いしました。
new02.jpg新作 唐臼を使っていたころの様子を古老に尋ねると、「陶石をゆっくりと砕くと、花粉(はなこ)が飛ぶんだよ」と言うんです。花粉とは、陶石を細かく砕いたときに出る微粒子で、それがフワーッとあたり一面に舞い上がる。そして、つき終わると、機械の周りについた花粉を刷毛で落として、土に混ぜるんだそうです。
 そんな花粉が飛ぶくらいの、昔ながらの陶土で作ったらどうなるか──それがロマンだと思うんですよ。昔はさらに、陶土を10年、20年寝かせてから使っていたわけですから。ものづくりというのは、本来そういうスピードで伝承されるのかもしれませんが、世知辛い世の中、そうも言ってられません。でも、そんな精神はいつまでも忘れずにいたいと思っています。

※このセクションの文章は、「明治伊万里」復刻プロジェクトプロデューサーの西城鉄男氏と、有田製窯株式会社代表取締役松本 哲氏へのインタビューを元に構成しています。

通販・販売店

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展示会情報

現在、展示会情報はございません。

ご来場ありがとうございました。
紀伊国屋NY本店特別展「麗しの明治伊万里」は終了しました。

●会期
 2010年
 10月23日(土)~11月7日(日)
  月曜日〜土曜日 10:00〜20:00
  日曜日 11:30〜19:30
●会場
 米国紀伊国屋書店NY本店 2階展示場 
●主催
 米国紀伊国屋書店
 有田製窯株式会社&明治伊万里復刻プロジェクト
●後援
 佐賀県有田町
●協賛
 宗政酒造株式会社 
 山下工芸株式会社
 エム・テック株式会社
●協力
 株式会社窯品計画
 朝重利文デザイン事務所
 辻調理師専門学校
●会場デザイン
 大寺康夫(JIN Woodscaps 建築家)
 ヒロ・オダイラ(Precious Pieces 和紙デザイナー)

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